更年期障害:カテゴリー
更年期障害は誰にでもありますか?
女性でしたら全ての方に訪れる更年期ですが、更年期の時期だからといって誰もが更年期障害になるのではありません。
更年期の時期を迎えた方で、ホットフラッシュやめまい、不眠などといった更年期の症状があらわれる方の割合は全体のおよそ75%程度だといわれています。そのうち、日常生活を過ごすことが困難で、何らかの治療が必要となるほどの更年期症状『更年期障害』となる方は、更年期を迎えた方全体のおよそ20%から30%程度だといわれています。
また逆に更年期を迎えても、更年期特有の諸症状が出ない方もいます。
更年期の症状には個人差があり、自律神経失調症などの各諸症状がでても、症状の度合いによっては治療を要する更年期障害の方と、そうでない更年期症状の方へと分かれていきます。
更年期障害の対処:配偶者との関係
更年期障害になった時に大切なのが、配偶者との関係です。
妻が更年期障害になった時、夫は、どのように対処するのが望ましいでしょうか。
妻の更年期障害の症状の改善のためには、夫が精神的な支えとなることが大事です。
病院に付き添う、家事を手助けするなど、妻が安心して治療に専念できるよう協力しましょう。
では、夫が更年期障害になった時、妻は、どのように対処したらいいのでしょうか。
男性の中には、更年期の変化や、更年期障害という現実をなかなか受けとめることができない人も多いようです。
夫が更年期になり、疲れやすい・精力が減退してきたといった症状が見られる場合は、男性更年期なのだと理解し、温かく見守るように心がけましょう。
配偶者とのよい関係を築き、更年期障害に対処することで、更年期障害の症状は改善することが期待できると言えます。
更年期障害:関係するホルモン
更年期障害に関係のあるホルモンには、いくつかのものがあります。
エストロゲンとは、卵胞ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンのひとつで、排卵の準備をし、通常月経前から排卵前にかけて分泌が高まります。しかし、40歳代半ばから、急激に減少し、更年期障害の症状の原因となります。
黄体形成ホルモン(LH)とは、性腺刺激ホルモン産生細胞から分泌されるホルモンで、卵巣内で卵胞が成熟して排卵を起こし、黄体を形成するものです。
更年期障害に関係するホルモンのひとつ、卵胞刺激ホルモン(FSH)とは、黄体形成ホルモンと同じく、性腺刺激ホルモン産生細胞から分泌されるもので、卵巣内で卵胞の発育や成熟、卵胞ホルモンの生産や分泌を行い、精巣内では、精子の形成を促進するものとして重要です。
ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)とは、下垂体ホルモンの分泌を支配して、視床下部から分泌されるもので、生殖腺刺激ホルモン(ゴナドトロピン)を放出する、更年期障害に関係するホルモンです。
更年期障害とエストロゲン
更年期障害とは、更年期の生理的な変化のためにおこるいろいろな障害をさします。
女性ホルモンのエストロゲンが出なくなることが中心の原因として、卵巣の機能が落ちてしまうことが生理的変化になります。
エストロゲンが不足することで、多くの障害が出ることは当たり前のことなので、更年期障害では、エストロゲン作用に直接関係する問題もおこります。